東京ディズニーランドで公式に貸し出しているベビーカーの使い方と暑さ対策について説明します。
基本構造
下の写真で、①フードはメッシュになっており、小さい穴が開いていて風を通します。②フードは折りたたむことができ、可動部はカバーされており子供の手を挟まないようになってます。③下に荷物を入れるカゴがあり、これもメッシュです。④後輪の赤い板を下げると移動しないようにロックできます。
上の写真の前輪にも赤い板があり、これを上げると前輪の方向が固定され、前進のみになります。また、下げると前輪の方向を自由に変えることができ、横にも曲がるようになります。たまに、片輪だけ方向が固定され、もう片方が固定されていないために、方向転換しづらそうにしている方がいるので、両方の設定を揃えるようにしましょう。
リクライニング
上の写真のように、背もたれを上げた状態(左)、又は、背もたれを下げた状態(右)にすることができます。上げるか下げるかのどちらかで、中間のリクライニングはできません。通常は上げていて、子供が寝てしまったときは、下げるという使い方になると思います。
扇風機をつける
地表近くの空気は気温が高いため、ベビーカーに扇風機をつけるときは、ハンドルの高さにつけて、下降気流を子供に送るのがポイントです。
↑ベビーカーのハンドルの中央に、着用扇風機「抱っこファン」を取り付けた様子です。
↓の写真のように、フードを畳んだ状態では、フードの上から風を送ることで、扇風機からの下降気流を子供にあてることができます。
↓フードを伸ばした場合では、扇風機を下に向け、フードの下から風を送るようにします。
↓ディズニーランドで貸し出しているベビーカーは、フードと座席の間に空間があいており、空気が流れるようになっています。
気化熱冷却を意識する
一般に、首元に濡れた薄いスカーフを巻いて、風を当てると、水が蒸発するときに熱が奪われる現象(気化熱冷却)が促進され、頸動脈が冷やされます。頸動脈を冷やすことは、体温を効率的に下げるのに適しています。しかし、乳幼児の首にスカーフを巻くことは安全面からお勧めできません。扇風機は目の前において、乳幼児にはいつも目を配り、汗などの水分が蒸発して、気化熱冷却がうまく働いているか、常に注意してください。気温が高すぎる時や、蒸発する汗や水分が体表面にない時や、冷えすぎる時、などは扇風機の使用を控えましょう。
↑背もたれを下に倒した場合も、下の写真のように風を送ることができます。扇風機のヘッドを曲げることで、子供の合わせて送風できます。
親の暑さ対策も忘れずに!
子供の暑さ対策も重要ですが、ベビーカーを押すお母さんの暑さ対策を忘れないようにしましょう。扇風機の向きをクルッと回転させれば、ベビーカーを押す人にも送風できます↓