
1. 冷却グッズを賢く活用する
保冷剤や冷感シートを使えば、ベビーカー内の温度を下げる手助けになります。ただし、保冷剤はタオルで包み、直接肌に触れないようにするのがポイント。背中や座面に入れるタイプは、赤ちゃんが涼しさを感じやすくおすすめです。

市販のベビーカー用冷却グッズには、ジェルタイプや冷却パッドなど種類も豊富。数時間持続するタイプを選ぶと、長時間の外出でも安心です。保冷剤は凍らせすぎると逆に冷えすぎることがあるため、適度な冷たさに調整して使いましょう。
2. ベビーカーの素材と色に注目する
暑さ対策は見た目だけでなく、ベビーカーそのものの素材や色選びも関係します。黒や濃い色は熱を吸収しやすく、車体やシートが高温になりがちです。明るい色やUVカット加工された素材は、熱をためにくく、夏向きです。

また、通気性の良いメッシュ素材を使ったシートや背もたれは、蒸れを防いで快適に過ごせます。購入時や夏用アクセサリーの選定時には、見た目だけでなく熱がこもりにくい構造かも確認すると安心です。
3. 携帯扇風機は“安全に”設置する工夫を
携帯扇風機は暑さ対策として人気ですが、赤ちゃんが誤って触れないよう安全な設置が必要です。風の当て方も直接肌に強風を当てるのではなく、空気を循環させるように角度を調整しましょう。風をうまく回すことで、汗の乾きも早くなります。

設置場所は、赤ちゃんの手が届かないフレーム部分や幌の外側などが理想です。夏の暑さ対策としてベビーカーに扇風機をつけるときの注意点はこちらの記事をご覧ください。
4. ベビーカーの温度チェックを習慣にする
大人が「涼しい」と感じていても、ベビーカー内は空気がこもりやすく、地表の照り返しもあり高温になりがちです。ときどき手で座面や背中部分を触って温度を確認する習慣をつけましょう。触れて「熱い」と感じたら、すぐに対策を。

気温がそれほど高くない日でも、風がない日や日差しの強い日は注意が必要です。温度計を取り付けて、数値で管理するのもおすすめです。赤ちゃんが快適に過ごせるよう、常に「目に見えない暑さ」に敏感になることが大切です。
5. 移動中の休憩ポイントを決めておく
長時間の外出を避け、涼しい室内や日陰でこまめに休憩をとることも有効な対策です。ショッピングモールや公共施設など、冷房の効いた場所を経由地にすることで、赤ちゃんの体温上昇を防ぐことができます。

また、公園や散歩コースでは木陰やベンチのある場所を事前にチェックしておくと安心です。ルートをあらかじめ考えておくことで、赤ちゃんの様子に応じて臨機応変に休憩を取れるようになります。無理のないスケジュールを心がけましょう。