【2024年最新】猫の熱中症対策・犬の熱中症対策の注意点

猫の熱中症対策|東京ファン株式会社

ネコやイヌの熱中症対策は、私たちヒトの熱中症対策とは、大きく異なります。その違いと、ペットに適した暑さ対策について説明します。

犬や猫の熱中症対策で、人間との違いは『汗』にあります

ペットの熱中症対策|ヒトの熱中症対策との違い

ヒトの肌は汗をかいて、その水分を蒸発させて、体から熱を逃がします。一方、犬や猫の肌からは、ほとんど汗が出ません。このため、人間と同じ熱中症対策では、体が冷えません。

犬や猫は汗が出ないので熱中症になりやすい

猫の熱中症対策|人間との違い

どんなに暑くても、猫や犬が、汗をかいているところを見た人はいないはずです。なぜなら、彼らは汗をかけないからです。肉球からは少し汗がでるのですが、それは滑り止めのためにあり、体から熱を逃がす助けにはなりません。

犬や猫は汗の代わりに唾液を蒸発させて体を冷やす

犬は舌から唾液を蒸発させて熱を逃がします。犬がハアハアと舌を出して荒い息をするのは、舌に風をあてるためであり、パンティングと呼ばれています。唾液はどんどん蒸発するので、水分補給はかかせません。

猫は体に唾液をつけて蒸発させて冷やす

暑い日に、猫が舌で毛を濡らすのは、唾液を汗の代わりに蒸発させて、体から熱を逃がすためと言われています。水分が蒸発するときのヒンヤリとした感触を得るために、猫の唾液がどんどん失われるため、水分補給は欠かせません。

冷たい水をガブガブ飲めるようにして、水分補給しやすいようにしましょう。

犬や猫は冷たいものに触れて熱をにがしたい

猫にとって、ヒトの手はヒンヤリ冷たく感じます。猫や犬の体温は38℃ぐらいなので、ヒトの手を冷たく感じるのです。ヒトの手のひらからは、汗が蒸発して熱がにげて冷えているため、猫にとって、ヒトの手は「ヒンヤリグッズ」と同じなのです。暑い時にネコが近づいてきて、ヒトに触って欲しがるのはこのためです。

犬や猫を手で撫でながら、毛の奥にある肌を水で濡らすとよい

犬猫の熱中症対策

上の写真の道具はアマゾンで販売されている「多目的ハンド」です。撫でる動作で安心感を与えながら、毛の奥にある肌を水で濡らすことができ、水が蒸発するときの気化熱で冷やすことができます。これを使うと、猫はゴロゴロいうことが多いので、舐めてもらっている感触を感じているのかもしれません。扇風機の風を水にあてると、さらに冷却効率は高まります。

熱中症の応急処置は犬猫も人間と同じやり方で体を冷やす

ヒトの熱中症が疑われるときは、涼しい場所に移動させ、脱衣させ、露出させた皮膚に水で濡らしたタオルをあて、扇風機で扇ぎます(環境省 熱中症環境保健マニュアル2018より)

犬や猫も濡らしたタオルで風をあてて冷やす

涼しい場所で、水で濡らしたタオルでくるんであげてから、扇風機の風をタオルにあてて、水を蒸発させて冷やします(水の気化熱による冷却法)

この方法以外に、脇の下を保冷剤や氷嚢で冷やす方法もありますが、以下の理由から、氷嚢の効果は水の蒸発ほど高くありません。

水の蒸発は、氷嚢で冷やすより5倍の熱を奪う

氷嚢は温度が冷たいだけで、奪う熱量は少なく、水の気化熱には及びません。水は、固体から液体(氷から水)に変わるよりも、液体から気体(水から蒸気)に変わる方が、5倍以上の熱を奪います。このため、氷嚢で冷やすよりも、ペットの体を水で濡らして風を当てる方が、より多くの熱を逃がすことができます。

水の蒸発と氷嚢を上手に使い分けよう

例えば、ティッシュペーパー1枚分の水の蒸発で肌を冷やすと、氷5個を入れた氷嚢で冷やすのと同じ量の熱を奪います。氷嚢は、冷やしすぎて血管を収縮させやすいため、涼しい場所で体から熱をとるには、水の蒸発が適しています。一方、氷嚢は皮膚の炎症を抑えたい時など、局所的に冷やす場合や、高温の屋外で冷したい場合に適しています。

応急処置したら動物病院へ連絡

熱中症が疑われるときは、命に関わる場合もあるため、かかりつけの動物病院に電話して判断を仰ぎましょう。

ペットカートに扇風機をつけるときの注意点

ペットカートに扇風機をとりつける目的は、ペットに風をあてるのが目的ではなく、路面からの熱の上昇を抑えるのが目的です。注意点は、ベビーカーに取り付ける時の注意点とほぼ同じです。ベビーカー扇風機の付け方・選び方は、次の記事が詳しいです。

ベビーカー扇風機の付け方・選び方